中学受験対策に使える無料のアプリをまとめました。ちょっとしたスキマ時間に学習ができ、漢字や四字熟語といった中学入試に頻出のものを手軽に覚えることができます。進学塾の四谷大塚が配信しているものなど、それぞれの長所などもまとめています。
国語の漢字や語彙、すきま時間で効率よく学習できるアプリはないのかな…
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、編集部で使ってみたアプリをご紹介します!
今回は無料のアプリから3つを選びました。
中学受験 国語力5000
このアプリは四谷大塚がリリースしているものです。
「四谷生テスト」というコーナーもありますが、一般のひとでも十分使えるアプリになっています。
「学習」と「一般生テスト」という2つのモードが選べます。
●「学習」では、読むだけのシンプルな画面でことわざや四字熟語などの語彙とその意味が表示されます。
●「一般生テスト」では、シンプルでわかりやすい4択の穴埋め問題が出題されます。
問題のジャンルを選ぶことはできますが、100問ずつ・制限時間25分というルールは選択できません。
途中退出した場合の保存機能はなし。
テストが終わったら、間違えた問題の「学習」画面が自動で表示されます。
●全体として動きはとてもスムーズかつシンプルで分かりやすい快適なアプリです。
●広告がないことも大きなポイント!
●掲載語彙数が5000!とても多いことも魅力です。
ただ、すきま時間に学習したいと思うと、1回100問は問題数が多いかなという印象でした。
中学入試対策問題集〜国語〜
こちらのアプリは、「問題を解く」「問題を見る」「履歴を見る」「成績」という4つのモードがあります。
掲載されている問題の数は全部で200問。
「問題を見る」では、「解く」ででてくる問題文が表示され、自分で答えを開く方式です。
●「問題を解く」の問題は、記号選択式(2~4択)。1回の問題数は10/5/3問から選べます。
●解答を選ぶと、必ず解答と簡単な解説、そして問題文が再びでてきます。
●このアプリのポイントは、成績がでること!
●最新スコアや全体のデータ、得意分野や苦手分野まで提示してくれます。
残念なポイントはやはり、問題数が少ないこと。
せっかく全体の統計まで表示してくれるのに、問題数が少ないと信憑性が薄まりますし、すぐに全てをやり終えてしまう子もいるでしょう。
それから、このアプリは広告がでます。
アプリ起動時とテストの終わりに、また常時画面上部にバナーがでています。
四字熟語クイズ – はんぷく一般常識
このアプリは四字熟語にフォーカスしたものになっています。
また、小学生向けというわけではありません。
四字熟語は独自のジャンル分けがなされています。(「物事のようす」「物事のなまえ」など)
ジャンルを選択すると、自動で5問の問題が出題されます。4択式で四字熟語のうち虫食いの1文字を選ぶという問題です。
掲載されている問題数は140問。
1問あたり1分という制限時間があります。
●アプリを使っていると、いたるところにモーションがあります。
●ゲーム感覚でできるようなアプリになっていると思います。
中学入試対策の国語アプリまとめ
ここまで3つのアプリをご紹介しました。それぞれ、以下のような特長があります。
国語力 5000 | 中学入試問題集 | はんぷく一般常識 | |
掲載語彙数 | 5000 | 200 | 140 |
一回の問題数 | 100 | 10/5/3 | 5 |
広告表示 | × | 〇 | 〇 |
成績表示 | × | 〇 | × |
解答解説 | 〇 | 〇 | 〇 |
語彙の勉強を始めたばかり!というお子さんや、まだまだ習得した語彙数が少ないという方は、まず「国語力5000」でじっくり語彙力を伸ばすことがおすすめです。
すきま時間で「単語学習」を読み、おうちで時間をとって「一般生テスト」に向き合ってみるのがよいでしょう。
ある程度、語彙数が増えてきたなと思ったり、テストや模試の前に確認がしたい!というときは、短時間でさくさく復習できる「中学入試対策問題集」がおすすめです。
「成績表示」を参考に、苦手分野を参考書やテキストで復習するというスタイルでも使えます。
これまでのアプリやテキストではもう物足りない!というレベルの高いお子さんは、「はんぷく一般常識」にチャレンジしてみるのもよいでしょう。
保護者の方も一緒にやってみるのもおもしろいかもしれません。
ただし、中学入試に必須ではない語彙も含まれているので、このアプリに執着しすぎないように注意してくださいね。 以上、おすすめの中学受験国語アプリのご紹介でした。中学受験に挑むみなさまの参考になりましたら嬉しいです。