「圧倒的に一番速く覚えられる英単語アプリ」として、2014年のリリース以来、その実力が中高生を中心とした受験生に広く評価されている「mikan」。2020年4月23日には、アプリの累計ダウンロード数が400万を突破し、その勢いはとどまるところを知りません。
無料アプリながら、シンプルなデザインと効率よく覚えられる機能が緻密な計算のもとに設計されており、受験生のみならず、英検やTOEIC、TOEFLといった留学やビジネスシーンでも活躍を見せています。
そこで今回は、英単語アプリ「mikan」を最大限生かせる効果的な使い方「寝る前5分学習法」について、口コミや評判も参考にしながら画像付きで徹底的にまとめてみました。
mikanの基本的な機能
mikanの効果的な使い方
mikanの評判や口コミ評価
英単語アプリ mikan
mikan Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
mikanとは?
mikan(ミカン)とは、無料で利用できる英単語アプリで、英検やTOEICなどの英語試験対策に優れたアプリとして、中高生や大学生を中心に支持されています。英単語を覚えるには、まずは圧倒的な作業量をこなしていくことが重要であり、mikanのシンプルで使いやすいデザインはそれを可能にしています。
mikanは英検やTOEIC、TOEFL、教科書の英単語がそのまま収録されています。大学受験でおなじみのターゲットにも対応しているので、このアプリさえあれば英語試験のほとんどをカバーすることが可能です。
間違えた英単語は「苦手」として蓄積され、後から覚え直すことができます。また「完璧」「ほぼ覚えた」「うろ覚え」と単語別の暗記状態でカテゴライズされるので、記憶が曖昧な英単語をつぶしていくことができます。
すべての英単語には英語ネイティブの発音がついています。音で覚えることができるので、リスニングやスピーキングにも効果的です。
毎週「mikan全国テスト」として、「センター試験英単語500から出題」のように、範囲や教材別に全国テストがアプリで受けられます。受験者数や平均点も出るのでモチベーション維持に有効です。
mikanの評価評判・口コミ
2020年4月時点で、Google Playで付けられた評価は驚異の4.5点(5点満点)で、寄せられたコメントも12,658件と非常に高い評価をユーザーから受けています。また、デベロッパ(開発側)からの口コミに対する返答も丁寧で、低評価や改善意見に真摯に向き合う姿勢が垣間見えて好印象です。
【以下、実際のレビュー】
mikanの開発背景
英単語アプリ「mikan」は東大に在学している当時4年生の大学生が開発したアプリです。開発者はもともと留学に向けてTOEFLの勉強をしており、その過程で仲間内と取り組んだ合宿からmikanの着想を得て、まったくの独学からプログラミングを覚え、アプリをリリースしています。
mikanの効果的な使い方「寝る前5分学習法」
- 英単語が苦手
- 暗記が得意ではない
- 短期間で成果を出したい
- 学習が長続きせず三日坊主
なお、ここではあくまでも無料版mikanを使った学習法を紹介していますが、基本的には有料版のmikan PROと使い方に大きな差はありません。ただし、最短距離で成果を出すためには「大学受験→ターゲット」「TOEIC対策→Z会」「英検→旺文社」のように、それぞれの教材に蓄積された過去問データベースをもとに学習することをオススメします。
では、具体的なmikanの効果的な使い方はこちらです。以下の2つを意識してください。
- 目標単語数と期間を明確に
- 毎日の寝る前5分を習慣づける
mikanを使う前の基本設定
効果的な使い方を説明する前に、まずは設定を変更しておきます。次の手順にしたがって基本の設定を変えてください。
設定①「一回の学習単語数」「本日の目標」を100単語にする
・トップページ右上にある歯車型の設定マークをタップすると、「学習の設定」ページになります。
→「一回に学習する単語数」を「100単語」に設定します。
→「本日の目標」を「100単語」に設定します。
設定②「テストの制限時間」を3秒にする
・トップページ右下にある「その他」をタップした後、右上に表示される歯車型の設定マークをタップすると「設定」画面になります。
→「テスト」の制限時間を「3秒」に設定します。
→習慣化をさらに規則正しくしたい人は、同じページ下部にある「学習リマインダー」機能を設定しておきます。(スマホの設定からmikanからの通知をオンにしておく必要があります)
mikanの使い方①「目標単語数と期間を明確にする」
mikanを使ううえでは必ず、覚える英単語の「目標単語数」と「暗記リミット」を明確にしておきましょう。
たとえば、大学受験なら「センター試験」までで十分なのか、「二次試験」で英語が課せられるのかでも必要単語数や暗記しなければならない期限は変わってきます。
一般的には、センター試験に必要な英単語数は4000語、私立難関や国公立で5000~6000語といわれています。ただし、中~高の間に少なくとも3000語程度は既習のため、新たに受験対策で習得しなければならないのは+1000~3000語程度です。
mikanには無料版でもたくさんの単語が目的別に収録されているので、目標数と期限を自分のなかで明確にしてから臨むようにしましょう。
mikanでオススメの学習順はこちら
- 「高校基礎英語」…500語
→高校の基礎単語の復習と確認 - 「センター試験英単語」…500語
→センター試験の基礎単語の確認 - 「センター試験必須」…1,000語
→センター試験の頻出単語の確認 - 「大学受験英単語」…2,500語
→センター試験を網羅的に確認
①~④の順で英単語暗記に取り組んでいきます。ポイントは、はじめはスモールステップで少ない単語数のものから順に学習を進めていくことです。
この後に説明しますが、一日の学習単語数は100語に設定するので、早い人だと1か月半ですべてをクリアすることができますが、長続きさせるためにも小さな達成感を積み重ねていくことが大切です。
mikanの使い方②「毎日の寝る前5分を習慣づける」
最初に「一回に学習する単語数」「本日の目標」を「100単語」、「テストの制限時間」を「3秒」に設定した理由は、毎日無理なく学習を習慣づけるところにあります。
最も効果的なのは就寝前の毎日の5分間をmikanによる英単語学習時間に充てることです。
基本であるテスト4択問題の制限時間を3秒、一回の学習単語数を100語としたことで、mikanのテストに取り組む時間は実質300秒=5分間となります。
なぜ「寝る前の5分間」が良いのか、その理由は次の2点です。
- 寝る前にスマホを触る習慣がある
- 暗記が不十分だと安眠できない
①についてですが、スマホ所持者の9割以上が必ず就寝前にスマホを確認する習慣があるといわれています。mikanというスマホアプリのメリットは、日常の習慣のなかに「手軽に、スムーズ」に学びの機会を作り出せるところです。
無理なく学習を長続きさせるためには、これまでに積み重ねてきた習慣を変えるのではなく、その習慣にうまく溶け込ませるようにして、新たなプラスの習慣を積み上げることが重要です。そのため、就寝前が最もはスマホ学習に最適だといえるのです。
②については、なかば強引な手段ではありますが、mikanの機能には間違えた英単語は「苦手」としてカウントされます。
mikanは設計がシンプルで、すぐに反復学習ができてしまうことから、「間違えたままでは寝れない」という人の心理をうまく突き、その日の単語数100語をしっかりと学習してから寝るという習慣を半強制的に作り出すことができるのです。
以上、mikanの効果的な使い方「寝る前5分学習法」の紹介でした。そのほかにもmikanには普段の授業やテストなどで間違えた英単語をストックできる機能や学習記録をデータとして見られる機能もあるため、無料アプリですが使い方のバリエーションが豊富です。
また、英単語のみならず、古典単語や世界史の暗記にも同じシリーズでアプリがリリースされているため、それらにも今回ご紹介した使い方は応用できます。
mikanはスタディプラスとも連携!