5月1日、内閣府が全国民を対象に一律10万円を支給する「特別定額給付金」のオンライン申請を一部の市区町村で開始しました。市区町村からはいずれ郵送で申請書が送られてきますが、申請書の到着を待たずともマイナンバーカードさえあればインターネット申請が可能です。
同じ都道府県内であっても、市区町村でオンライン申請の開始時期は異なることから、ここでは大阪、兵庫の2府県について、5月1日現在オンライン申請が開始された市区町村をまとめました。詳しい説明は総務省HPで発表されているので確認するようにしてください。「総務省HP『市区町村の対応状況』」
なお、マイナンバーの通知カードだけではオンライン申請はできません。必ずマイナンバーカードを取得している必要があります。また、マイナンバーカードの申請から取得までには約1か月かかるため、現時点でカード未申請の場合は郵送による申請のほうが早いと思われます。
オンライン申請を開始した大阪の市区町村
大阪で5月1日から特別定額給付金のオンライン申請を開始したのは、次の22市区町村です。
堺市、枚方市、泉佐野市、寝屋川市、松原市、和泉市、箕面市、柏原市、門真市、摂津市、交野市、守口市、羽曳野市、高石市、河南町、貝塚市、富田林市、四條畷市、熊取町、田尻町、岬町、千早赤阪村
これは、管内市区町村の51.2%にあたります。
なお、総務省HPでは「オンライン申請開始日」「郵送受付開始日」などが各市区町村別にまとめられていますが、大阪市は現在いずれも「準備中」で詳しい予定は分かっておりません。吹田市や豊中市、泉大津市は5月9日から、高槻市は5月30日からのオンライン申請開始となります。
「大阪府の対応状況/総務省HP」
オンライン申請を開始した兵庫の市区町村
兵庫で5月1日から特別定額給付金のオンライン申請を開始したのは、次の24市区町村です。
神戸市、西宮市、洲本市、芦屋市、伊丹市、富岡市、西脇市、三木市、川西市、小野市、三田市、養父市、南あわじ市、加東市、たつの市、丹波篠山市、朝来市、宝塚市、丹波市、多可町、市川町、上郡町、香美町、新温泉町
これは、管内市区町村の58.5%にあたります。
兵庫県の場合、尼崎市や明石市は「オンライン申請開始日」「郵送受付開始日」いずれも現在準備中、姫路市や相生市は5月2日からオンライン申請が開始となります。
「兵庫県の対応状況/総務省HP」
オンライン申請の方法、郵送申請の方法
「特別定額給付金」のオンライン申請方法を総務省HPを参照してまとめています。申請前には必ず詳細をHPより確認するようにしてください。
なお、スマホでの申請を基本としており、PCからの場合は「マイナポータル」にアクセスするためにICカードリーダが必要になります。
特別定額給付金のオンライン申請方法
受給は世帯主が代表して申請、受給となります。給付対象者1名につき10万円が指定した口座に振り込まれます。マイナポータルは総務省HPにリンクが載っています。
「マイナポータル」
- 世帯主のマイナンバーカードを用意する
- スマホにて「マイナポータルAP」をインストールする
- 居住の市区町村を選択する
- 「ぴったり検索」で特別定額給付金を選択する
- 氏名、生年月日など個人情報を入力する
- 振込先金融機関の口座書類をアップロードする
*申請者名義の通帳やキャッシュカードの画像など - 電子署名の暗証番号を入力する
- スマホでマイナンバーカードを読み取る
特別定額給付金の郵送申請方法
住民基本台帳に基づき、「申請書用紙」「送付用封筒」が各世帯の世帯主宛に郵送されてきます。なお、申請書が届く日は各市区町村によっても異なるので、総務省HPより確認するようにしてください。
- 振込先金融機関の口座書類、本人確認書類を準備する
- 申請書を記入する
- 上記3点を送付用封筒に入れて各市区町村で送付する
以上が「特別定額給付金」のオンライン申請を開始した大阪・兵庫の市区町村、およびオンライン申請方法と郵送申請方法のまとめでした。