学校教育

N高等学校の学費、偏差値、部活、進学実績、評判・口コミを調べたらスゴイ魅力的だった!

N高等学校の学費や進学実績

新型コロナウイルス感染拡大防止により、2019年度の卒業式、ならびに2020年度の入学式を完全オンラインで実施した「N高等学校」。入学式ではZoomのビデオ会議システムを利用して、バーチャルYouTuberの 「桜木建二」司会のもと、新入生約5,565名が自宅から入学式に参加しました。

オンライン授業が全国の学校や塾で導入されているなか、通信制高校として早くからオンライン授業や独自のリモートワークを取り入れてきたN高等学校。昨年度大学入試では、東大や京大、慶応義塾大学などにも合格者を輩出し、多くの生徒や保護者からの支持を集めています。

そこで今回は、成長著しい通信制高校「N高」について、その指導カリキュラムや学費、卒業生の進路、口コミや評判などを詳しくまとめてみました。

N高について書かれていること

N高等学校の概要
N高等学校の学費やコース
N高等学校の部活動と実績
N高等学校の卒業生の進学実績

 

N高等学校とは?

N高等学校とはN高等学校とは、高卒資格を取得することができるインターネットに特化した通信制の高校で、2016年4月にKADOKAWAとドワンゴによって設立されました。「N高(エヌコー)」の略称でも親しまれているように、「ネットコース」では時間や場所に捉われず、生徒は自分の好きなタイミングで授業を受講することができます。
N高等学校HP

N高等学校のNとは、Netの“N”やNew、Next、Necessary、Neutralなど多くの意味が込められています。ネットを使いながら新たな世代にとって必要な教育と学びの場を作りたいという思いの表れです。【参照:N高等学校HP】

2016年の開校以来、毎年生徒の数が増えており、2020年4月現在では約14,700名もの生徒がN高で学んでいます。

「GIGAスクール構想」によって、小中学校でもパソコンやインターネットを活用した授業が盛んになることから、進学先の一つとして今後ますます拡大していくことが予想されます。
GIGAスクール構想はいつからいつまでに実現?小学校と中学校はどう変わるのか

ナビまる
ナビまる
通信制高校にあったマイナスイメージを払拭し、プログラミングやファッションなど様々なことをインターネット上で学べる「未来の学校」として設立されたんだよ。

N高の偏差値ですが、偏差値とは学科試験(国語や算数などのテスト)をもとに算定されるものであり、N高の入学試験は「書類選考」「面接試験」「課題作文」のみのため偏差値では評価されません。

 

N高等学校の二つのコース紹介

ブロックチェーンと教育N高等学校では、生徒が自分に合ったスタイルで学習することができるように、二つのコースを設置しています。入学時に生徒自らコースを選択することが可能です。

  1. ネットコース…通信教育
  2. 通学コース…通信教育+個別指導

なお、ネットコースは通信教育がベースですが、毎年1回5日間ほどは沖縄本校や指定会場でスクーリング(面接指導とよばれるもので、先生や他の生徒たちと食事や宿泊をしながら講義を受ける)を受講しなければ高卒資格取得はできません。通学コースも同様です。

詳しくはN高等学校HPの「生徒募集要項」を確認するようにしてください。

ネットコース

ネットコースにはN高等学校の魅力が最大限つまっており、通信制高校としての強みが生かされたコース設定になっています。

N高のネットコース参照:N高等学校HP

通信教育を基本として授業がなされることから、生徒は自分の好きな時間配分で一日を過ごすことができます。通学の必要もなく、時間割にしばられることもないことから、学業以外で集中したいことに時間を費やせるのが特長です。

また、インターネットがつながってさえいれば、日本にとどまらず世界中からもN高等学校には入学することができ、学生の頃からグローバルな視点を持って授業に取り組むことができます。

入試選抜方法
・書類選考
(必要に応じて面接試験を実施)

ネットコースの学費

学費は年間で約7万円。(就学支援金約18万円を適用した場合)

入学金10,000円
授業料(年間)180,000円
施設設備費(年間)50,000円
諸経費(年間)13,000円
合計253,000円

*就学支援金は家庭の教育費負担軽減を目的として、世帯年収に応じて一単位あたりの授業料を国が負担してくれるもの。上記は世帯年収590万円未満の場合の支援金額。

通学コース

N高の通学コース参照:N高等学校HP

通学コースでは、必修単位の授業は通信教育で行う一方、生徒は教室に通って先生や他の生徒たちと一緒に学習する時間も持つことになります。

とくに「アクティブラーニング」に力を入れており、「プロジェクトN」という課題解決型の授業を通して、プレゼンやディスカッション、プログラミング、デザイン制作など、実社会で生きていくのに必要な力を養っていきます。

入試選抜方法
・書類選考
・面接試験
・課題作文

通学コースの学費

通学コースは週に通う日数によって学費が異なってきます。下記は週3日通学する「3 Days Course」の場合の学費目安です。履修単位数によって費用は変動します。

入学金120,000円
通信教育
授業料(年間)
180,000円
通学
授業料(年間)
440,000円
通信教育
施設設備費(年間)
50,000円
通学
施設設備費(年間)
175,000円
諸経費(年間)18,000円
合計983,000円

上記から、就学支援金を世帯年収に応じて支給を受けることができます。また、プログラミングクラスも設定されており、学費は異なります。
詳しくは「N高HP」からご確認ください。

ちなみにN高の入試出願時には調査書が必要

他の高校からの編入ではなく、中学校からN高等学校を受験する場合には、出願書類として「調査書」が必要です。

調査書は出身中学校の学校長または担任教諭が作成する受験生の成績や出欠日数を示したものなので、出願する場合には必ず作成依頼をしなければなりません。

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N高等学校の特長

N高等学校の学費N高等学校では、通信教育によって自由な時間を多く持てる分、生徒は自分の興味関心がある分野を伸ばしていくことができるのが特長です。

「Advanced Program(アドバンストプログラム)」では、プロ講師陣による特別授業を受けることができるほか、eスポーツ部や起業部などのネット部活動も実績があります。

N高の「アドバンストプログラム」

・中学復習授業
・大学受験対策授業
・電撃エンタメ授業
・WEBデザイン授業
・ものがたり創作授業
・企業NPOの職業体験
・DTMボーカロイド授業
・KADOKAWA小説創作授業
・AIを構成する機械学習授業
・dwangoプログラミング授業
・バンタンクリエイティブ授業
・海外大学国際教育プログラム

たとえば、ドワンゴのプログラミング授業では、ニコニコ動画を生み出したドワンゴの現役プログラマから直接指導を受けることができます。まったくのプログラミング初心者であっても、最終的にはニコニコ動画のようなサービス構築が可能になります。

ほかにも、KADOKAWAの小説創作授業では、現役作家や編集者による課題添削を受けられ、創作に必要なテクニックを身につけることができます。

N高の部活動「eスポーツ部・起業部」

N高ではインターネット上で活動できるネット部活動が盛んですが、なかでもeスポーツ部は多くの実績を残しています。

2018年9月には『第18回アジア競技大会ジャカルタ・パレンバン「ウイニングイレブン2018」eスポーツ』でN高の生徒が優勝しました。2019年12月末の「全国高校eスポーツ選手権」の「リーグ・オブ・レジェンド部門」でもN高チームが優勝を果たしています。

N高起業部では年間最大1,000万円の部活動予算があり、起業にむけて様々なことにチャレンジすることができます。

実践的な活動にも積極的で「働きたいベンチャー企業No.1」にも選ばれた株式会社DG TAKANOに学生インターンとして働いたり、N高の投資部とも連携して会社経営を体験したりと、実にさまざまです。

 

N高等学校の進学実績、進路

N高等学校の進学実績2020年度4月実績でのN高の大学合格実績は次のとおりです。ここでは、主要な大学のみを掲載しています。

国公立大学
(23名)
東京大学、京都大学、筑波大学、東京学芸大学、千葉大学、新潟大学、静岡大学、富山大学、京都教育大学、鳥取大学、高知大学
私立大学
(228名)
慶応義塾大学、早稲田大学、東京理科大学、立教大学、青山学院大学、中央大学、明治大学、法政大学、学習院大学、同志社大学、関西学院大学、関西大学、立命館大学
医学部
(3名)
近畿大学医学部、東海大学医学部、埼玉医科大学医学部
海外大学メルボルン大学、シェフィールド大学、レイクランド大学
ナビまる
ナビまる
N高は学習カリキュラムも生徒も先生も「未来の学校」と呼ぶにふさわしい優れた教材、人材の集まりだよ。でも、まだまだ通信教育に対するネガティブなイメージもあるから、それを払拭するためにも今後は進学実績も上げていくことも目標に掲げているよ。

卒業生の大学進学以外の進路

N高生の卒業後の進路は、就職する人が約3割、専門学校への進学が4割とも言われています。大学進学する人は全体の割合で見ると、まだ少ない印象です。

 

N高等学校の評判や口コミ

N高の評判や口コミ

学校生活や学校全般について

保護者の方が心配なのは、普通制高校とはちがって自宅のオンライン授業で学生生活が完了してしまうことです。同年代の子どもたちと接する機会が少なく、満足のいく高校生活を子どもが送れるかどうかを不安に思う人も多いです。

普通制の高校になじめなくても、N高に通うことで徐々に自信を取り戻していくというケースも多く聞かれます。子どもたちの新たな選択肢としてその存在はきわめて大きくなっています。

子どもたちに自主自立を促し、自らの関心が高いものや将来の夢に対して真摯に向き合うことができ、それらの熱意を側でサポートしてくれる先生やプログラムが用意されているのがN高が支持される要因です。

N高はこの数年で入学者を増やしているだけでなく、全国のキャンパスの数も増やしています。また、N中等部やNコードラボといわれる小中学生向けのプログラミング教室も展開していっています。

学費や教材費について

ネットコースだと年間の学費が約7万円となっていますが、実際はPCなどの機器代や設備費、通信費など想定外に費用がかかってしまわないものかと心配になってきます。

進路や将来について

先ほど紹介したように、起業部や投資部といった実践的な部活動がN高にはあり、一流の講師が直接教えてくれることも少なくありません。中高生のみならず、そのことを魅力的に感じる大人も多いです。

N高生が企業や自治体と協力して、商品やサービスを開発する事例も増えています。新しい視点で、子どもたちがチャレンジすることができる土台がN高にはあるようです。

自宅でも可能な通信教育であることから、高校生に限らず高齢になってからの学び直しとしても注目されており、今後ますます拡大の一途をたどる予感がします。

ということで、通信制高校を枠にとどまらず、これからの実社会で子どもたちが生きていくうえで必要なスキルや経験を得ることができるN高等学校についてまとめました。今後、同じような学校が増えて、子どもたちにとっての選択肢の幅が広がることにも期待します。